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期待値と損益率

昨日はドル円、クロス円と上昇しました。
昨日の記事で、期待値が高いところ、という話をしました。どんなところが期待値が高いところでしょうか。インジケーターがある形になる、チャートパターンが出たところなど、人により解釈は違うでしょう。

私が考える期待値が高い局面の一つに、「損益率が良さそうな箇所」があります。テクニカルではなく、これは資金管理や利幅・損切り幅の話なので、チャートとは関係ありません。しかし、損益率が良いトレードするのは必須です(損小利大にするということです)。

昨日のポンド円の相場を見てみます。
5分足です。

Aが一昨日の高値で、ニューヨーク時間に高値をつけたのに急落しました。Aでロングも検討したので危なかったです。しかし、これは予測できません。利食い売りなのか、売り勢力に負けたのかわかりません。そして、昨日はそのAを上抜けました。不思議な値動きをしたAを上抜けましたから、ブレイク成功なら、N波動が出て短期トレンドになるのでしょう。

どうなったでしょうか。
下記で確認してください。

N波動となりました。
15分足だと下記です。

移動平均線を見ると、Aから昨日のブレイクまで、じわじわとパーフェクトオーダーです。これが期待値が高いかは、トレーダーごとに判断は異なるでしょう。ですから、期待値が高いチャートと考えるのはそのトレーダーの勝手な思い込みです。

上記のように上昇トレンドが発生したのは、あくまでも後付けの話です。これから上昇トレンドが出ます、と断言することはできないものです。

しかし、損益率は数字で算出できますから、思い込みではなく「事前に」計算できます。ブレイクならある程度値幅が出ますから、損益率がよくなります。

損益率が良さそうなところでトレードするには、テクニカルで判断する必要がなります。そのために、チャート分析や作法が絶対に必要になるのです。逆算すると、損益率がいいトレードをするために手法を作るといっても過言ではありません。チャート分析は、その手段の一つでしかありません。短期売買は、損益率が重要です。やはり、損大利小はやってはいけないのです。上がるか下がるか、どんな優れたトレーダーが分析しようが、わかるはずありません。しかし、損益率の良いトレードは誰にでもできます。意識さえすれば、です。