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相場にあった手法とは

ECBが終わり、マーケットは順番に指標をこなしています。
米雇用統計やFOMC含め、重要指標でもあまり動かないですね。昨日の指標後の値幅はわずか36pipsほどでした。

米ドルとユーロではあまり動かず、豪ドルであるオーストラリアの指標の方が乱高下するという相場です。以前は、米国とヨーロッパの指標ごとに乱高下していました。重要指標ともなると、100pips以上の乱高下、短期トレンドが出ると200pipsの急騰や急落がありました。

最近は、乱高下することもなくなり、指標はあまり構えなくてもよくなりました。投資家全体の情報収集が早くなり、それに伴って織り込みが早くなったのでしょうか。早くから織り込めば、指標で乱高下することはないでしょう。それとも、機関投資家やヘッジファンドの短期筋のやり方がかわったのでしょうか。それはわかりません。

一つ言えることは、トレードスタイルが変わりました。指標ごとに乱高下すれば、スキャルピングやり放題です。逆に、デイトレードやスイングトレードのようなポジションホールド時間が長いやり方だと、指標をまたげませんでした。そのため、2015年ころまで、スキャルピングのみでトレードしていました。

現在は、指標でも乱高下しないので、「指標をまたいだデイトレードが可能」になりました。逆に、スキャルピングでは面白味がなくなったのは否定できません(稼げる、稼げないは別の話です)。相場がかわり、メリットとデメリットがありますから、トレードスタイルもかわったのです。

今の相場は、流れとタイミングさえ間違えなければ、突発的な急騰や急落がありませんから、デイトレードがやりやすく感じます(経済指標をまたいだポジションホールドが可能)。もちろん以前の相場と比較した話ですし、個人的な手法なので、トレーダーごとに「何が勝ちやすい」というものは異なります。ただ、デイトレードだと、スプレッドはあまり影響がないので、どの通貨ペアでもトレード可能です。私の対象通貨ペアは10通貨ペアです。

スキャルピングだと、やはりスプレッドが狭いドル円をやらざるを得ません。ユーロドルが0.3pipsですから、そんなにかわりませんが、ボラティリティがないんですよね。スプレッド以上のボラティリティがないと、効率よく稼げません。そこで、私は、1回のトレードで「利幅を取る」ようにしています。そうすると、損益率が良くなるので、トータルで負けなくなります。

トレードでは、手法うんぬんより、損益率がいいかどうかが大事です。スキャルピングであれ、スイングトレードであれ、損益率が悪ければ何をやっても勝てないからです。今の相場で損益率がいいトレードをしやすいのが、デイトレードというだけです。トレードスタイルに固執せず、その時期に「損益率がよくなるトレード」を前提としています。どうすれば損益率がよくなるか、検討してみる価値はあると思います。私にも言えることですが、相場のせいにしたり、勝てない理由を探すのではなく、どうすれば最小のストレスで毎日FXを続けられるかを考えましょう。