チャート分析 PR

比較して後からついていくトレード

日銀が終了してから、ドル円は年初来高値更新、
ポンドドルとユーロドルは、4か月来の安値更新です。

じりじりと上げている状況が、介入を思い起こさせます。ただ、1回の急落を恐れても仕方ないので、木曜日に書いたようにドル円はロング回転の予定です。

さて、昨日はドルストレートのポンドドルとユーロドルが安値更新。どちらの通貨ペアも4か月ぶりの安値でしたが(ポンドドルは先週ブレイク済)、私がトレードしたのはユーロドルです。そのときの判断を見てみます。

まず、ポンドドルは先週の木曜日に、すでに安値を更新していました。Aですんなりブレイクしています。ですから、昨日はブレイクを狙うのではなく、ブレイク後のトレンドフォローになります。

一方、ユーロドルは昨日のロンドン時間でブレイクしていませんでした。ポンドドルはブレイク済、ユーロドルはこれからブレイクするかどうかの状況です。ユーロドルだけ見ていても、ブレイクするかわかりません。しかし、ポンドドルがブレイクしていますから、ユーロドルも時間差でブレイクするのではないか、という想定ができます。

似たような値動きをしている通貨ペアが、時間差で動くのはよくあることです。それを発見できれば参考にします。とはいえ、ポンドドルがブレイクしているからといって、ユーロドルもブレイクするとは限りません。それだけでトレードはできません。

着目するのは、節目にさしかかった時に方向性が出やすい、というFXの特徴です。ユーロドルはネックラインが節目ですから、方向性が出やすいポイントです。ポンドドルと同じように、ドルが強い流れが顕著になりやすいポイントです。また、Aのように移動平均線がきれいにパーフェクトオーダーになりかけていますから、じりじりと下向きだったのでしょう。

大切なことは、反発・反落・反転・ブレイクするならココからという節目を見つけるかどうかです。そこでトレードするだけです。トレードが上手い人は、一足先にポンドドルのショートで取っていると思います。周りの状況と比較し、そうなりやすいなら後からついていく。これで充分だと思います。