ポンドドルが引き続き下げています。
北アイルランド議定書の問題のようですが、期間も長いですし、下げ幅が大きいです。いろいろな材料があるのでしょう。年初からすぐに下降トレンドになり、最安値を更新し続けています。直近3日間だけ600pips近く下げていますし、コロナショックの最安値を目指すことになります。これより安値は、30年以上見当たりません。
週足を見てください。
コロナショックの最安値まで、あと500pipsほどあります。1日200pipsとかボラティリティがあるので、目指すならすぐタッチするでしょうか。すぐに安値更新しないにしても、下落のスイッチが入れば数日でタッチする圏内にいます(反発もすさまじいものになりそうですが)。
これほど下げ幅が大きいと、戻りがなく「突っ込み売り」をしなければなりません。しかし、ポジションホールドしているときに戻りがあったときは軽く100pipsとか急騰するので、戻りが無いときにショートするのは怖いものです。短期売買だと、突っ込み売りとか安すぎるとか考えなくていいので楽です。
1分足だと、少しでもレンジができると、数十分単位でネックラインが引けます。15分足より上位足になってしまうと、陰線の連続になります。1分足だと、下記のように下げている途中だとしても、もみ合いがあります。
昨日のロンドンからニューヨークタイムにかけてのネックラインです。ネックラインを下抜けると、やはり短期トレンドが出ています。逆にいうと、短期トレンドが出るときは、ネックラインが引ける場面です。どこを短期トレンドと見るかにもよりますが、ネックラインが引ける時にトレードすればいいでしょう。自分が根拠あるトレードができれば、それでいいわけです。
ネックラインを下抜けたときは、下記にように数分~数十分で短期トレンドが出ています。
ABCDEは、15pips~30pipsです。
たとえば、10分ホールドして10pips~20pipsの利幅になる。これ位の利幅があれば、スプレッドも気になりません。また、変な値動きや経済指標にも巻き込まれませんし、スキャルピング(分スキャルピングでしょうか)のメリットです。秒スキャだと、さすがにここまでの利幅は取れません。しかし、ネックラインをブレイクしてトレンド回帰しそうな場面なら、10分間我慢してホールドすれば、利幅が取れます。特に、ネックラインが長いほど、その後のブレイクも大きいですね。DEです。
ラインの長さと、その後の値幅に連動性はありませんが、「意識される」という点では、ラインが長い方が多くのトレーダーに見られます。それが、機能しやすくなるのでしょう。
スキャルピングだと、数pipsのトレードになりがちです。
しかし、10pips以上のスキャルピングも視野に入れると、手法の幅が広がります。安定してトレードで稼ぐには、回数よりも利幅を稼ぐことが重要です。これは、損益率の良さにつながり、改善する作業は避けて通れません。ボラティリティが高い今、ドル円も含めて利幅を取ることも考えてみてください。今のような相場で利幅が取れるようになると、上達につながります。考えることが大切であり、損益率をすぐに上げないとダメなわけではありません。損益率を良くしようという意識の有無が大切なのです。意識しないと、損大利小になってしまうのが普通です。