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ユーロチャート|ECB戦略

今日は、ECB理事会があります。
追加緩和(資産購入プログラムを6か月延長)が予想されています。これだけなら、ユーロ売りです。しかし、マーケットは既に織り込んでいて、逆にユーロが買われている状況です。さらに、量的緩和を縮小していく発言があれば、これは強いユーロ買いになります。ファンダメンタル的には、上が期待されている雰囲気です。

では、テクニカル的に見てみます。
まず週足です。

1.0500付近のサポートを下抜けできず、反発して長い陽線になっています。完全にこの価格帯が意識されていて、トリプルボトムの可能性がでてきました。短期的に1時間足を見てみます。

オプション情報では、1.0800にオプションバリアとNYカットがあり、強烈なレジスタンスになっています。すぐ近くですね。節目の役目は2つ、トレンドを止めるか、発生させるかです。移動平均線を見ても、上にいきたそうなポイントです。今の状況では、発生する可能性が高いです。急騰したときの逆張りショートには注意したい環境です。

では、ユーロ円を見てみます。
下記チャートは1時間足で、天井圏の三角持ち合いですね。どちらにブレイクしても、押し目や戻しが計りやすい形です。

1日前の高値、2日前の高値、3日前の高値がきれいなレジスタンスです。ユーロ円も、オプションバリアがあります。価格は、124.00円です。

日足です。

ユーロドルと違って、バリアまで100pips以上あります。しかし、その前に3つのレジスタンスラインがありますね。もし、今日のドラギ会見でユーロが上昇すれば、まずユーロドルがオプションバリア突破し、ユーロ円も上昇、124.00でいったん止められるパターンでしょうか。戦略は、買いです。急騰した時の売りには注意します。

下げた場合、どこかで反発するでしょうから、どちらにしても買いの方がやりやすいです。ユーロドルとユーロ円をトレードする場合、上下の節目にはラインを引いておきましょう。

ユーロは、トレードしない方もいると思います。
イベントは、賭けをして事前にポジションを持つのではなく、ファンダとテクニカルの方向性を事前にチェックしておき、実際の値動きで最終的に判断する必要があります。他の通貨ペアも同じです。