チャート分析 PR

上げ過ぎ下げ過ぎの判断

ポンド円が直近高値を更新し続けています。このような時は、逆張りで長くホールドすると、ことごとく負けます。「そろそろ反転する」という相場観でポジションを取る事は、本当に危険です。チャートを見てみます。1時間足です。

2週間ずっと高値切り上げ、安値切り上げていてキレイですね。ブレが無く高値更新しています。今日はチャネルラインの上段に入りました。この2週間で700pips以上上昇していますが、上げ過ぎたから反転する、という安易な考えは危険です。上げ過ぎというのは、何を基準に上げ過ぎたか、その根拠が必要です。しかし、絶対的な基準はありません。つまり、上げ過ぎという判断は、単なる自分だけの偏った相場観になります。

そろそろ反転する、いや、反転してくれないと困る、という押しつけはしないようにしたいですね。週足を見てみます。

去年は6,000pipsも下落しているのですが、それに比べれば直近2週間の上昇など、戻しのごく一部だと分かります。ネックラインの148.50円付近を突破すれば急騰があるかもしれませんし、このネックラインで止まるとは限りません。このように、長い時間足を見れば、上がり過ぎという判断はしないと思います。

大局を見ず、目先の短い時間軸だけで上がり過ぎ、下がり過ぎと判断し、逆張りして損切りできずに大損するのは、初心者にありがちです。昔は私もやりましたが。中長期トレンドで何百pipsも負けると、1発で口座がゼロになるので怖いものです。相場観でトレードしていると、どこかで損切りできなくなるので注意したいです。1時間足と週足は極端ですが、マルチタイムで相場を把握する癖をつけましょう。