今回は、逆張りデイトレード手法です。
逆張りといっても、トレンドに逆らうわけではありません。
トレンドが発生し、達成感が出たら反転を狙います。「トレンドが一時的に逆行する場面」ということです。「もみ合いになるポイント」、「これからレンジに入る時」です。
ポイントは、トレンドが反転する箇所を見つけることです。
下記チャートは、ユーロ円の30分足です。
Aでは、チャネルラインの2倍の値幅がでてヘッドを作り、ネックラインが引けますから、斜めと横にラインが重なる箇所です。ここを上抜けたので、下降トレンドが否定されるポイントです。このような、トレンドが達成されて何かしらのネックラインを上抜けたときに逆張りをします。
しかし、実際やってみると難しいです。
というのは、逆張り可能なエリアが少ないからです。下図のように、トレンドフォローのエリアは長いのに、逆張りエリアは最後の部分だけです。ですから、逆張りばかりを狙っていると、下げている最中にロングすることが多くなります。
また、リアルタイムで動ているチャートを見ていると、どこで値幅達成するのか(どこで反転するのか)見極めるのは、落ちているナイフをつかむようで、難しいです。下図を見てください。
横のチャネルラインで値幅は取れます。Aがレンジ幅ですから、この値幅が基準になり、2倍のBをがでました。反転を狙って1でロングすれば勝てますが、2や3は、トレンドに逆らってしまい負けます。Aで機能していた値幅は、2や3では機能せず、トレンドが加速しています。このように、値幅の取り方によって、トレンドに逆らうことになりますから、反転を見極めるのは難しいです。
デイトレードでは、トレンドフォローが基本で、逆張りはおまけのような形です。あくまでも、トレンドフォローができるから、反転するポイントもわかるといえます。これが、逆張りのデイトレード手法です。ただ、デイトレードをやるなら順張りも逆張りも、両方できるようになりましょう。トレンドかレンジかをイメージし、動きそうな方向へポジションを持つ感じです。