レンジ相場のトレードは、とても難しく感じます。
簡単な相場はなく、いつも難しいのですが、レンジで大勝ちはありません。大きく勝てる相場は、いつもトレンドが発生しているときに限ります。レンジが難しい理由は、いつまで続くのか予測不可能だからです。長い期間だと数ヶ月かかり、それを毎日見ていても、戦略は立てにくいです。1日だけ取ってみても、レンジ内で何度も反転します。
先週木曜日に書いた記事で、ユーロドルのネックラインは1.0360にしていました。下記はそのあと金曜日の5分足です。
ネックラインをはさんで上下していますが、Aは、直前で安値ついてからの高値なので上値ブレイクの可能性もありました。結局レンジだったのですが、レンジだとどんなトレンドフォローのテクニカルも機能しません。(わたしはAでロングして損切りしています)
レンジなら、それに合わせたトレードをすべきなのでしょう。
しかし、どんな相場でも利益を上げる、という理想的なスタイルを構築するのは難しいので、得意な場面とそうでないときの見極めをし、そうでないときに、いかにトレードしないかが重要です。逆に、勝てる土俵にはいったときは、とにかくリスクを取ってリターンを求める。そうでないと、FXで資産を築くことはできません。資金管理では、このメリハリが必要です。
さて、ユーロドルはネックラインより下にきました。
似たような日足のポンドドルは、ネックラインより上にいます。
環境は似ているけど、ネックラインが異なる通貨ペアで、値動きにどのような違いがでてくるのか観察したいと思います。
ドル円は、安値を切り上げていますので、140.80円をブレイクしたら大きく上がるイメージです。チャート的には、140円より下では、下げてもどんどん買いが入る印象です。よって安値を切り下げません。
(チャートは添付しませんが)140.80円、このレジスタンスを上にブレイクして短期トレンドが出ないと、年内はおとなしいもみ合い相場になるイメージです。ユーロドルもそうですが、レンジだと大きく勝てる可能性が極めて低くなります。ポジションを持ってもいい局面かどうかは、意識しておきたいです。あと、CPIやPPIのように、数時間だけめちゃくちゃ動き、あとは膠着という相場もありますから(最近は経済指標のあと動かないです)、ボラティリティおよびリクイディティも考慮したいです。