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チャート分析|値幅と他の根拠

1日に発生する値幅を考慮し、これから上下どちらに動くか、予測する考え方です。同じ波が続いていれば、同じような値幅を出してくる、というものです。ドル円の30分足を見てください。結果的に、昨日1/18は白の四角になりました。値幅は約80pipsでした。

では、ヨーロッパ~ニューヨーク時間にかけてトレードするとして、どう判断できるか、戦略の立て方の一つとして参考にしてください。

まず、上位足の1時間足を見てください。

アジアタイムで、反落したポイントがCです。AB間が下降トレンドであることは昨日書いた通りです。このAB間のフィボナッチ38.2%がCです。別の根拠として、200EMAで止められていることも意味がありそうですね。BC間が上昇トレンドではなく、戻りである認識があるかがポイントでしょうか。

では、30分足を再度みてください。

Cが22時です。
このとき、値幅はまた40pipsしか出していません。どちらかに値幅出すとしたら、上か下のどちらの可能性が高いかです。Cでアジア~ヨーロッパタイムのレンジ幅を抜けて下に動き始めた時、可能性としてAと同じ値幅でるかな、という想定ができます。

また、22時の時点で移動平均線を見ると3本が収束していて、相場環境としてはもみ合いする箇所です。3本の移動平均線が収束し、200EMAが平行になると、200EMAを挟んで価格が上下しやすいですね(15分足でも収束しています)。

Aのレンジ幅を上抜けて値幅を出すなら、突発的に上昇して勢いをつけなければなりません。それよりも、Aを下抜けてレンジになる、1日の値幅も出せる、移動平均線とローソク足の位置関係もテクニカル通りである、下側のBの方が可能性としては高いです。1時間足で、フィボナッチ38.2%で反落したこともポイントです。22時になるまで、すでに頭をたたかれて上昇がいったん否定されています。