最近、投資で「FOMO」という言葉を初めて知りました。それまで全く知らなかったです。FOMOとは「Fear Of Missing Out」の略で、「取り残される恐怖」「機会損失の不安」という意味だそうです。

周りが儲かっているのに、自分はたいして勝てていない。相場の流れに乗れず、焦ってトレードをしてしまう心理です。言葉を知ってから、まさに自分がFOMOに陥っていると感じました。まぁ、程度の差はあっても誰にでも当てはまると思いますが。

私は、FOMOでトレード対象が広がったのですが、それなりに理由がありました。

 

 

1.NISAを始めたのもFOMO

アベノミクスのとき株はやっていなかったのですが、コロナ以降は株価が上がり、世の中の流れも「投資をしないと資産が増えない」という雰囲気になっています。新NISAも始まり、投資をすることが当たり前のようになってきました。

もちろん、NISAは政府が決めた仕組みですから、トレーダーに限らず、多くの人に投資機会が与えられた制度です。長期投資として考えれば、悪いものではありません。ですから、そこまで強いFOMOに駆られた感覚はありません。それでも、株が上がっているのに「このまま何もしないと置いていかれるのではないか」という気持ちが強くなり、2024年から新NISAを始めました。

今の時代、現金だけ持っていれば安心というわけでもありません。投資をしないリスクもあるので、NISAを始めたこと自体は良かったと思っています。

2.日経平均の上昇で先物も始めた

次に、日経先物も始めました。
ここ数年は、とにかく株が強いですね。日経平均が上がり、ニュースでも日本株が注目され、株トレーダーはにぎわっています。そうなると、短期売買でも取りたいと思うようになりました。FXだけでなく、日経先物も見ていればチャンスがあるのではないか。そう考えて、先物の売買を始めました。

ここにもFOMOはあります。
日経平均が上がっているから、自分もそこに参加しないといけない。この上昇で大儲けしている人がいるなら、自分も先物で取れるのではないか。そういう気持ちがありました。

新しいトレードを始めること自体は悪くはありません。日経先物を触ることで、株式市場全体の流れを意識するようになります。為替だけを見ていたときより、金融市場全体のつながりも見えやすくなります。FOMOでも何でも、収益機会が増えるならそれで良いと思います。

3.個別銘柄のデイトレ

さらに、個別銘柄が盛り上がっているので、キオクシアのデイトレードも始めました。キオクシアは値動きが大きく、見ているとチャンスが多いように感じます。実際に、数秒で数万円動くような場面ばかりです。値動きが大きい銘柄は、見ているだけで入りたくなります。

これが、まさにFOMOなのでしょう。
ただ、個別銘柄のデイトレードを始めたことで、板や値動きの速さを意識するようになりました。FXとは違うスピード感があります。もちろん簡単ではありません。値動きが大きいということは、利益も大きくなりますが、損失も大きくなります。

15年以上やってきた、FXのスキャルピングのスキルが活かせたかどうかは分かりませんが、FXも株も似ていますから、株のデイトレも抵抗なく入ることができました。一方、似て非なるもの、という意見もわかります。ですから、勝てるかどうかは別問題です。

4.FOMOはチャンスでもある

FOMOは、悪い心理のように聞こえます。
たしかに、焦って飛び乗り、大きなロットで入れば危険です。しかし、FOMOはチャンスでもあります。なぜなら、新しいトレードを始めるきっかけになるからです。私の場合は、NISAを始め、日経先物を触り、個別銘柄を見るようになったことで、分散投資のメリットを強く感じています。

FXしか見ていない場合、為替が動かない時期はトレードしづらくなります。そこで無理に入ると、値幅がないところで売った買ったを繰り返すだけになります。一つの商品にこだわりすぎると、相場が変わったときに勝てなくなり、じり貧になることも多いです。私もそんな心配がありましたが、実は、それが無くなりました。

相場は、資金が集まる市場で動きます。
株に資金が集まっているなら、その中でにぎわっている個別株を見る。日経平均が動いているなら先物を、ドル円が動いたらドル円をトレードすれば良い。このように、資金が集まる市場でトレードするようになり、トレード生活が楽しくなっています。負ける機会も増えて辛い日も多いですが、資金とメンタルの振れ幅が大きくなるのはしかたありません。

FOMOをただの焦りで終わらせるのではなく、新しい市場を知るきっかけにする。これができれば、FOMOは悪いものではありません。私の場合は、1年前より収益機会がかなり増え、トレードが面白くなっています。

5.目的は生き残ること

FOMOと付き合うには、まず自分がFOMOになっていると認識する必要があります。FOMOは、新しい投資対象を開拓するきっかけにはなり、チャンスです。ただし、FOMOのまま大きなロットで入ってはいけません。焦りで入るなら、ロットは小さくしてまずは経験を積むことでしょうか。相場が盛り上がっているときほど、自分だけ取り残されているように感じます。

大切なことは、投資の目的を誤らないことです。投資対象を増やす目的は、大儲けするためではありません。私の場合は、投資は大金持ちになる手段ではなく、生き残って投資で生活し続けるための手段です。

人に雇われず、投資の収益だけで生活ができれば、それで十分です。もちろん、そのためには会社員の生涯賃金以上に勝たなければならないのですが。とにかく、FOMOで投資対象が増えたとしても、相場で生き残ることが第一です。まわりに惑わされず、無理のないトレードをしていきたいと思います。